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てぃーだブログ › 目黒のつれづれ日記 › 漱石のこころ

2015年03月09日

漱石のこころ

漱石のこころ

昨日、漱石文学の講演会へ行ってきました。

彼が新宿に住んでいたことをご存じですか?
英国留学後、大学教授となり、そして小説家となった彼の自宅は多くの若き文学愛好者達が集まったそうです。そこは「漱石山房(明治40年から大正5年に没するまで暮らした早稲田南町の家)」と言われていたそうです。

「こころ」は人の内面を深く覗いた心理小説です。筋を追った読み方だけでは理解できない内容があります。講師の小森先生が行間に潜む心理、紙背(文面の裏)に垣間見える真理をあぶり出して話してくれました。

主人公になりきって、「こころ」を解釈される小森先生の言葉に、「深読み」とはこういうものかと感心しました。なんといっても、小森先生は「こころ」を100回、読んでいるんです。

主人公の先生は、主人公であるボクに手紙で遺書をしたためた。その手紙を読んだ時、先生はすでに自殺をしていたのだ。
何故先生は自殺をしたのか?

「こころ」の中に描かれた人間の葛藤、トラウマ、哀しみ等を小森先生が紐解いてくれました。
人間はそれぞれに何かを背負いながら生きているのだと思いました。





Posted by meguronohara at 15:37│Comments(0)
 
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